だいだい通信

「ここ」を柔らかくすれば運動神経アップ‼

疲れやすい・・・
ケガをしやすい・・・
そんな子は関節の可動域をチェックしよう!

スポーツにおいて身体の柔軟性が大切なのは当たり前ですが、とくに重要なのは股関節・足首・肩甲骨です。
これらの関節の柔軟性は、ケガのしにくさだけでなく、パフォーマンスに影響したり運動神経の良し悪しにも関係があります。
最近では体幹の安定性を高めるトレーニングが重要視されて学生スポーツにも取り入れられていますが、それを生かすには力を無駄なく手足に伝える関節のしなやかさが必要になります。

スポーツマンに重要な股関節

股関節が固いと太ももが疲れやすかったり、腰痛を起こしたり、膝への負担が大きくなります。
歩幅が狭いので効率の悪い動きになるからです。
股関節の柔軟性がアップすると、一歩が大きくなりリーチが延びる、バランスを崩しにくくなる、試合後半のスタミナが上がる、といったメリットがあります。

体操選手のように180度開脚できるような柔軟性が必要なわけではありません。
身体を動かすときに、頭が思い描いた動きと実際の関節の動きにギャップが生まれないような可動範囲を持つことが重要です。
このギャップが大きいと、身体がイメージしたように動かない、つまり運動神経が悪くなってしまうのです。

また、股関節をうまく使うことで、下半身の大きな筋肉の力を上半身に伝えやすくなります。
特に野球やテニスなどでは重要な要素です。

股関節には多彩な動きを可能にするために二〇種類を超える筋肉が付着していますが、これらの筋肉を柔軟性を失わずにバランスよく鍛えるのはとても難しいです。
股関節は柔軟性と安定性の両方が必要になる関節なのですが、競技トレーニングによって安定性が優位になったり発達に差が出る事が多いからです。

股関節の柔軟性は生活習慣や生まれ持った要素もあるので、当院では施術の際のバランスチェックを重要視しています。

しゃがめない子供が増えている

当院に足の治療に来る学生さんの中には、足首が固くてしゃがめない子や、つま先をピンと伸ばせない子が多いです。
イスやトイレなどの生活環境が洋式メインなのも原因かもしれません。

足首が固いと体重を受け流せずに骨や関節への負担が大きくなり足のトラブルが起こります。
足首をサポーターで固めてしまうと、膝の故障が増えるという統計もあります。

また、バタバタと音を立てて走る傾向があり、足が疲れやすかったり、単純に走るのが苦手な子も多いです。
そのような子のスニーカーを見せてもらうと、片減りしていたり靴型が歪んでいることがあります。
来院の際は、ぜひ「普段一番長い時間履いている靴」でお越しください。

足首を柔らかくするには筋肉のストレッチとは違う方法で行います。
無理をかけずに、その競技に応じた柔軟性と筋力を両立させる必要があります。

肩甲骨をしなやかにするとパワーが上がる

野球・テニス・バドミントン・バレーなど肩関節を大きく動かすスポーツで肩甲骨の柔軟性は特に重要です。
肩甲骨は体幹の動きや体重のエネルギーを腕に伝える中継地点になりますが、ここの柔軟性が悪いと力が上手く伝わらないだけでなく、肘や肩に負担がかかりやすくなります。

肩こりで来院される運動部の学生さんも多く、腕は使っているけど肩甲骨が上手く使えていなかったり、スマホの使用時間が多く肩甲骨周辺の筋肉が固まっている子もいます。

肩甲骨の柔軟性がアップすると、背中や胸などの大きな筋肉が連動して腕を動かすので、同じ動きでも大きな力を生み出すことができます。
パワーアップを狙って肩や腕の小さな筋肉を鍛えるよりも、大きな筋肉の力を効率的に伝えるために肩甲骨の柔軟性を獲得することが重要です。 

関節の柔軟性は生まれつきの要素も大きいですが、肩甲骨の可動域は筋肉にアプローチをすることで比較的早く効果が表れます。
肩甲骨や胸郭の柔軟性向上は、心肺機能を高めたり、緊張がほぐれるといった思わぬ利点もあります。

一競技に特化した身体はバランスが悪くケガをしやすいとも言えます。
運動神経を養い故障しにくい体を作るには、様々な身体の使い方をして遊ぶのがおすすめです。

今回は学生さん向けの内容でしたが、肩こり・腰痛を持つ大人にも同じことが言えます。運動不足で調子が悪ければ、股関節・足首・肩甲骨の固さをチェックしましょう。

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