だいだい通信

こんな時は冷やす?温める?判断基準のポイント

この症状、温める?冷やす?
お風呂は?シップは?

温めるのか?冷やすのか?

痛みに対してどちらの対処をすればいいか、判断が難しいですよね。
症状が現れてからすぐに正しい対処をするかどうかで、その後の治る早さが変わります。

判断の分かれ目としては、強い炎症が起きていれば冷やす。

それ以外は温めるのが基本になります。

炎症には5徴候といって「 発赤、熱感、腫脹、疼痛、機能障害」という特徴があります。
これをもとに、分かりやすく温冷の判断ポイントをまとめました。

これら3つが全て当てはまるようであれば冷やしてください。

①じっとしてても痛ければ冷やす

炎症が起こると血管が広がり、痛みを感じさせる化学物質が出てきます。

ですから、動かさなくても痛みを感じます。

安静にしていてもズキズキと鋭い痛みがあるようなら、氷のうで冷やしてください。
氷のうが無ければ、ビニール袋に氷を入れて少量の水を加えてください。

お風呂で温めるのはNGです。シャワーで汗を流すだけにしてください。
ギックリ腰を治そうとお風呂に浸かって温めたりすると、逆に炎症が強くなりもっと痛くなります。

②腫れていれば冷やす

足の捻挫など、左右どちらかが痛くなったのであれば見比べてみましょう。

痛みの場所が赤く腫れているようであれば冷やしてください。

温めると血管がひらいて腫れがひどくなります。

ただ、炎症による腫れではなく、水分によるむくみの場合もあります。
①と③の徴候が無ければ別の対処になります。

③患部が熱っぽければ冷やす

炎症の特徴として熱感があります。

体温の熱と見分けがつかないかもしれませんが、片方の手で触って患部の熱を感じたら、もう片方の手でもう一度患部を触ってみてください。
一度目と同じくらい熱ければ、体温とは違う炎症の熱がこもっているという事です。

冷えピタやコールドスプレーでは内部の熱を取ることはできないので、氷のうを使いましょう。

3つのポイントを上げましたが、これらが当てはまるのは痛くなってから数日までの場合です

発症から1週間以上たったものに関しては、慢性炎症に変化してきているので対処が変わります。

温めるか・冷やすかは判断が難しい場合も多く、上記のポイントを読んでもご自身ではよくわからないかもしれません。

どちらにしても早期の治療は必要なので、あくまで来院するまでの応急処置だと思ってください。
深夜や休診日に痛くなった時の目安にして頂ければと思います。

炎症自体は患部を治すために必要な身体の働きで、傷ついた組織を掃除したり、修復に必要な材料を運んできたり、痛みの感覚を脳に発して安静を促したりしているわけです。
ただ、逆の対処をしたり無理をしたりすると健康な組織にまで炎症が広がってしまいます。
炎症が延焼するわけですね。

ですから、炎症を必要最低限に抑えるためにうまくコントロールする必要があります。
そのタイミングが発症してから48時間~72時間です。
それを逃すと炎症が悪さをしたりうまく働かなくて悪化・長期化するケースが多いので、日頃から患者さんに「痛くなったらすぐに来てください!」と話しています。

 おまけ 温シップも冷シップも効果は同じ

おまけ

温める・冷やすの話をすると、温シップと冷シップどちらがいいのかと聞かれますが、どちらを使っても違いはありません。
温・冷を感じる神経を刺激しているだけで、どちらも患部の温度は変わらないので、お手持ちの物を使ってください。

逆に言えば、冷シップに冷やす効果は無いのでアイシングにはなりません。
冷やすときには氷水を使いましょう。

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