たまに患者さんに質問されるので、改めてご説明します。
答えは「どちらも同じ」!
「接骨院」も「整骨院」も、どちらも「柔道整復師」という国家資格を持った施術者のいるところです。
厚生労働省が認可した学校で3年間学び、国家試験を通っていますので、一定以上の知識と技術があると言えます。
特徴として、ケガの手当てを行う、健康保険が使える、などがあり、業務内容は一緒です。
少し紛らわしいですが、骨を接(つ)ぐ「接骨院」と、柔道整復師の字をとった「整骨院」、どちらも同じものなのです。
しかし、「整骨院」は「整形外科」や無資格の「整体」などと混同されやすいので、法律上は『柔道整復』『接骨』『ほねつぎ』などの名称を使用することが望ましいと言われています。
施術所の名称は各自治体の保健所が管轄していますが、能代の保健所は名称に対しては特に厳しくないようで、「整骨院」の方がよく見かけられますね。
ちなみに、柔道整復師の治療技術は戦国時代の武術に源流があります。その後、時代とともに発展し、明治時代に柔道家の職業として国に認められました。現在でも養成所では柔道のカリキュラムがあります。(私も一応、黒帯です。)
「整復」とは、骨折や脱臼の骨の異常を元の正常な位置に戻すことを言います。
「接骨院」や「整骨院」には、この「柔道整復師免許証」(厚生労働省認可)が掲げてあります。
慰安やリラクゼーションではなく、症状の改善のために施術を受けたいのであれば柔道整復師の国家資格を持った施術所(接骨院・整骨院)を選びましょう。