だいだい通信

目的に合ったストレッチをしよう

だいだい接骨院でも「ストレッチをしましょう」なんてお話を患者さんにしますが、ストレッチにも種類があり、それぞれやり方や効果が違います。
目的に合わないストレッチをしていると逆効果になってしまう事もありますので、説明していきましょう。

 動的ストレッチ

ストレッチには大きく分けて「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」があります。
動的ストレッチはその名の通り、動きを伴ったストレッチの事です。
代表的なのは準備体操やラジオ体操ですね。
イチ・ニ、イチ・ニ、とリズムに合わせて体を動かし、筋肉や関節を動きやすくするために行います。
何度も軽い動きをくり返すことで、筋肉への血流が増え、縮む力やスピードがアップし、脳から筋肉への指令に反応しやすい状態になります。
また、関節もくり返し曲げ伸ばしをすることで関節の中の潤滑液の分泌が増え、軟骨などのクッション素材の摩擦が無くなり、動きが滑らかになります。
運動前の動的ストレッチはスポーツ選手が行うルーティンと同じように、心身の緊張をほぐしたり、集中力を高める効果もあります。
準備体操をしないで運動をすることは、車で例えるとエンジンをかけてすぐに高速道路を走るようなものですから、故障の原因になります。
特に30~40代の男性は関節や腱などに老化が始まってくる年代なので、運動前にしっかりと準備体操をしないと、アキレス腱断裂や肉離れなどの思わぬケガにつながります。
動的ストレッチのやり方としては、柔らかくするためではなく、同じ動作を小刻みに繰り返したり、反動をつけて弾ませるように筋肉を伸ばすイメージで行います。
膝の屈伸運動や、つま先でピョンピョン飛び跳ねたり、肩をグルグル回すといった動作です。

そして重要なポイントですが、『肩こり』にも動的ストレッチは効果的です。肩こりの原因は同じ姿勢でいること(動かさないこと)と、精神的な緊張です。ですから、動かして緊張をほぐす効果がある動的ストレッチをするのが良いのです。

 静的ストレッチ 

ストレッチ=伸ばして柔らかくするというイメージがありますが、それが静的ストレッチになります。
筋肉には、急に伸ばされると反射的に縮むという性質があるので、静的ストレッチではそれが起こらないように、反動をつけずにゆっくりとした動きで行います。
静的ストレッチには疲労の回復を早めたり、関節の動く範囲を広くする効果があるので、主に運動の後に行います。
柔軟性を求められる競技や、疲労の蓄積が怪我につながるような場合はとても重要です。学校の部活動ではこの運動後の静的ストレッチが充分ではないケースが多いように思います。
ひとつ注意点として、静的ストレッチは運動前には行わないでください。
運動前に静的ストレッチをすると、関節の動きが必要以上に広くなりケガの原因になったり、筋肉の反応が遅くなってパフォーマンスが低下することがあります。
静的ストレッチのやり方は、痛みを感じない程度に筋肉を伸ばしたら、そのまま動かさずに五回深呼吸をしましょう。呼吸を止めると筋肉は硬くなるので、リラックスしながらの深呼吸がポイントです。1つの動作に20秒くらいの時間をかけて行いましょう。
静的ストレッチは日々の積み重ねが大事ですから、体が固い方や姿勢が悪い方は、毎日のお風呂上りに伸ばしてあげるのがいいでしょう。筋肉痛を和らげる効果もあります。

動的ストレッチと静的ストレッチ、それぞれの違いを知って、目的に合ったストレッチをしましょう。10分くらいの時間をかけるだけで、身体の調子も違ってきますよ。