部活で痛めた・・・
転んで手をついた・・・
突き指=靭帯損傷
突き指をしたことのある方は多と思いますが、湿布を貼って痛みが引けたら後はそのまま…という方が多いと思います。
じつは突き指というのは「指の靭帯損傷」ですから、しっかりとした治療をする必要があります。
突き指を治療せずそのままにしていると関節の固定力が弱いままになり、指の不安定感や力が入りにくいといった症状を残します。その結果、突き指が癖になったり、スポーツのパフォーマンスが低下することになります。
また、剥離骨折などが隠れている場合、マレットフィンガーという指の変形が後遺症として残ります。
「ただの突き指」と考えずに、「指の靭帯損傷」という認識をもって治療をしなくてはいけません。
特にスポーツをしている学生さんは将来のことを考えてしっかりと治癒させることが大切です。
手の関節はデリケート
手首の捻挫も痛みが軽い場合は湿布だけ…という方が多いかもしれませんね。
手の関節は10個の骨と軟骨、そこを通る腱などで構成されていて、緻密な動きを可能にするために複雑な構造になっています。手の捻挫はそれらのどこに損傷があるかで症状が全く違ってきます。
手首の捻挫は、指の捻挫と同じく「靭帯損傷」に加え「軟骨組織の損傷」も併発することがあります。湿布だけ貼ってOKという状態ではないのです。
手の捻挫はテニスやゴルフなどのスポーツで受傷することもあれば、転んで手をついたり重い荷物を持つといった動作でも起こることがあります。日常生活で一番使う部位だからこそ、しっかり治して不便の無いようにしていかなくてはいけません。
ちゃんと治して、元の生活に!
ひと昔前は突き指を引っ張るといった間違った処置が広まっていましたが、これは絶対にやってはいけません。初期対応としては、まずは氷水でアイシングをすることが重要です。冷湿布やコールドスプレーなどは十分な冷却効果が無いので、必ず氷水を使いましょう。腫れが強いようなら入浴も控えます。
突き指・捻挫をしてしまったら、処置が早いほど治りも早くきれいに治ります。だいだい接骨院でも、ケガをした当日に来院された患者さんはスポーツへの復帰も早い傾向があります。
突き指・捻挫は湿布(痛み止め)で痛みが軽くなったら治ったわけではありません。傷ついた靭帯はそのままの状態なので、痛いか痛くないかを判断基準にして無理をしてはいけないのです。
治癒を早めるためには患部の安静が望ましいですが、指や手を完全に固定してしまうと日常生活が不便になりますので、だいだい接骨院では患者様の生活スタイルに合わせて治療法を選択していきます。
突き指・捻挫をしてしまったときは、湿布で様子見をせずに少しでも早く だいだい接骨院にご相談ください。