足の症状

肉ばなれ

スポーツで痛めた・・・
歩くのが大変・・・

日常生活でも起こる肉ばなれ

肉ばなれは筋肉の繊維が切れてしまった状態で、強い痛みや内出血が表れます。
主にスポーツをしているときに起こりますが、日常生活のちょっとした動作でも起こることがあります。

肉ばなれは筋肉自身の縮む力が原因で切れてしまうので、力の強い脚の筋肉で多く起こります。
痛みは数週間続き、治りきっていないうちに負荷をかけるとまた同じ場所が断裂してしまいます。
だいだい接骨院に肉ばなれで来院される患者さんにカウンセリングをしていると、何年も前に同じ場所の肉ばなれを経験したことがあるというケースが多くみられます。

肉ばなれを繰り返さないために

筋肉が切れた場所は治っていく過程で瘢痕(はんこん)組織という繊維状の組織に置き換えられて仮修復されます。
瘢痕組織は伸び縮みしない固い組織なので、周りの筋肉が伸び縮みしたときに動きについていけず同じ場所が切れてしまうのです。
瘢痕組織が安定するのに1か月から数か月かかると言われ、完治しないままスポーツに復帰して再発を繰り返すというパターンが多いです。
また、痛みを我慢したままスポーツをしていると、内出血を起こした場所にカルシウムが溜まって筋肉の中に骨の組織ができてしまう骨化性筋炎に発展することがあります。

肉ばなれを繰り返さないためには、まず短期集中でしっかり治療をすること。
痛みが治まっても、固い組織をそのまま残しているとまた再断裂を繰り返すので、筋肉がスムーズに収縮できる状態まで治療をすることが重要です。

症状の経過をみながら段階的にスポーツへ復帰し、関節や筋肉の柔軟性を高めるのと同時に、筋肉のバランスを整え、弱い部分にばかり負荷がかからないようにしていきます。
肉ばなれは捻挫と同じでクセになる厄介な症状です。スポーツをされる方はパフォーマンスの低下にもつながるので、計画的に治療をしていきましょう。

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