着地するときにスネが痛い・・・
歩くのも大変・・・
長期化しやすいシンスプリント
シンスプリントは脛骨(スネの骨)に付着する筋肉を使いすぎることによって骨を包む膜が炎症を起こす症状で、「脛骨過労性骨膜炎」とも呼ばれます。
スネの骨の内側、下の方が痛む部分です。
ランナーに多い症状ですが、固い床を蹴ったり着地を繰り返すような競技全般に見られます。
原因としてはオーバーユース(使いすぎ)やハードな練習内容などが挙げられますが、シンスプリントの患者さんをチェックすると、筋肉の過剰なこわばりや関節の可動範囲が狭いケースがよく見られます。
つまりストレッチなどのケアが不十分で体が固くなっているという事です。
他にも、シューズとの相性、重心の片寄りなどがシンスプリント発症に影響するので、治療には全体的な視点が求められます。
この写真は足の軸が内側に傾いた回内足という状態で、シンスプリントの患者さんは高確率でこのような軸の崩れや動きのクセがあるので、痛い所だけを治療しても根本解決にはなりません。
シンスプリントは冷やせばいいのか・温めればいいのか?また、マッサージをすればいいのか・ダメなのか?といった真逆の情報があふれていますが、これはその人によって患部の状態や全身のコンディションに個人差があるからです。
しっかりカウンセリングをして最適な治療内容を選択する必要があります。
シンスプリントは痛みをごまかしながら練習をすることで症状が悪化したり長期化しやすい症状です。
重症化すると夜に痛みで眠れなかったり、負担を溜め続けることで疲労骨折になる場合もあります。
治療期間中は炎症を起こしている部位を休ませるのが理想ですが、エアロバイクや水泳などの内容であれば痛みが現れない範囲での運動は可能です。
体幹トレーニングやメディシンボールなどのボディバランスを鍛える運動は積極的に取り入れてもOKです。
痛みが治まってきたら段階的にスポーツを再開し、痛みが繰り返さないようにするためにはメンテナンス施術やインソールの活用が効果的です。
長引くシンスプリントにお悩みの方は、だいだい接骨院にご相談ください。